アニサキス経験談

42歳の夏.仕事の取引先の仲間と八丈島に息抜きに向かいました。羽田からひとっ飛び、僕らは疲れた身体を休めに、常夏の島、八丈島に到着。あのキョンで有名な、八丈島。若い子達は、スキューバダイビング教室に参加、我々ロートル(僕だけやん)は、岩の上に寝転び楽しそうなダイビングを、見学していました。教室も終わり適当に散策、見学も終わり夕方から、海の幸を味わいながらの懇親会が、宿泊先のホテルで始まりました。途中で酔いも回った頃、気持ちが悪くなり、トイレで嘔吐そして吐血、下血と続き、友人に救急車を手配して貰い、邪魔をしない様にそうっと、退席、近くの診療所に、駆け込みました。吐血の原因は解らず、診療所では、胃洗浄の処置、お陰で気持ち悪さは治り取り敢えずホテルに戻りました。翌日のフライトで、羽田に戻り、迎えに来てくれた車で上野駅へ、又、そこで吐血、救急車で、近くの総合病院に、入院、そこでの問診で胃潰瘍と判断、輸血と潰瘍を治す処置が行われ鼻から管を入れた苦しい治療が、始まりました。1週間経っても出血は、止まらずトイレも風呂も満足に一人では行けない状態。胃カメラを飲んでの検査でも潰瘍は見つからず、出血は、止まらず、毎日輸血、長野から会社の部長が来てくれて、仕事は何とか任せっきりでも大丈夫だからと、、、、。結局原因不明のまま、緊急手術、潰瘍の疑いのままの、切開手術が、行われ、余りの綺麗な状態の胃腸は、切開後、すぐさま、閉じられたそうです。原因はアニサキスで、傷口から木綿糸の様な5センチ位のアニサキスが、ビン詰めされ、見せられました。アニサキスの専門医がおらず、開くまで、解らなかったという事でした。兎に角も、胃腸は、切り取られずに助かりました。緊急手術の為に、お腹は、化膿して、閉じられておらず、自然治癒で閉じると言う処置のまま、1ヶ月後長野の病院転院、そこから2ヶ月掛けてやっと退院しました。何とか傷口も塞がり、体力も、戻りました。リハビリも兼ねて、新島に、仕事をしに、行きました。残念ながら、僕のお腹には、ケロイド状態の塞がった傷口が残りました。

刺身は美味しいけど、アニサキスには、十分に気をつけて食べて下さいね。

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